文系の人にとってもプログラマーは、実は魅力ある職業です。
その作業手順は確かに論理的な思考力を必要としますし、一見理系の人に向いているようにも思えるものです。
けれどもプログラマーには、文系のテリトリーでもある音楽や芸術に秀でる人が多いものです。その理由となるのは、無駄なく組まれた効率の良いアルゴリズムによるプログラムは美しさを伴うものである点にあります。
数学者には芸術を愛する人が多いことと同じように、プログラマーにも芸術を愛する人が多いのはこれが理由となります。
つまり、その魅力を理解することができれば文系の人もプログラミングの魅力にも気づくようになります。
まるでパズルを解くように、目的とする動作をさせるためのアルゴリズムを考えて、それをプログラムにおこすことになります。
自分が組み立てた筋道通りにプログラムが走り、そして無事目的となる動作を達成した時には喜びが生まれることになります。自分の手でモノが生み出されることへの喜びというわけです。
そしてそのアルゴリズムを少ないステップで実行できるように工夫し、時には必要となる技術を身につけて無駄なく組み立てることができれば、そのプログラムには余計なものが排除された美しさをも覚えるようになります。
これが持ち合わせる感性と結びつき、プログラムに芸術性を見出すことにつながることになるわけです。
つまりプログラミングは決して理系に適したものでは無いということです。